2013年9月1日日曜日

私の30代 ④

仕事にやりがいや手応えを感じていた時でした。

サブプライムローンにはじまり、リーマンショック…

100年に一度と言われた金融危機。

みるみる間に、株価は下がり、為替も急激な円高に。

急降下で走り抜けるジェットコースターのようでした。

資産評価は半分になり、どうやったら早く回復させることができるか…

それまでの分散投資から、いったんは集中へ。

新しいお金を入れて頂く工夫もしたし、証券投資の基本を伝えているCMや本を何度も見たり読んだり、伝える為の工夫もしました。

そして、それくらいの時から異業種の活動も控え、仕事に集中していきました。

お客様の資産のパフォーマンスの回復と、会社に染まる努力をした数年間。

ですが、サブプライムから始まった金融危機のあと、ドバイショックやギリシャに始まった欧州危機、東日本大震災…

次から次にショックが起こっていく中で、心の中で疑問が芽生え始めました。


本当にお客様に役立つ提案ができているのか。


そして私なりに考えました。

会社にとって都合のよい商品ではなく、そのお客様に本当に必要なもの、一人一人に見合った資産管理を提案していこう…。


そう思い始めた時から、会社と自分の方向性が乖離していき、矛盾もたくさん感じていきました。


そして、事件は起こりました…。


きっとそれは、私の心の中の、いろんな意味での我慢の限界だったのかもしれません。

グサグサに切りつけられ、もう心が動きませんでした。

そして、私はがんばる場所を変えて、次の道に進むことを決めました。


最近、ドラマ半沢直樹をみて思うのが、もっと鉄のような強固な心を私がもっていたら、もしかしたら、乗り越えることができたのかもしれない。

辞めてからの半年近くは、自分で自分を責めることもありました。

だけど、一年前に選択した結果で今がある。

それを選択したのは自分。

過去には戻れない。

自分が選んだ道に責任をもって、進んでいくのみなのです。


つづく…。























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